とにかく話題の消費税です。

今さらですけど、消費税の税率は何％かご存知ですか？
「馬鹿にするな、子どもでも知ってるぞ。５％に決まってるわ。」

そうですね。TVも新聞も５％と言ってますし、物を買っても５％高くなります。
でも、消費税法にはこうあります。
（税率）　第二十九条 　消費税の税率は、百分の四とする。

じゃ、どうして５％なんでしょう。

実は、一般的に「消費税」と言っていますが、「消費税及び地方消費税」、「消費税等」というのが正式です。
「地方消費税」は、「地方税法」に規定されております。

（地方消費税の税率）
第七十二条の八十三 　地方消費税の税率は、百分の二十五とする。

ところが、「百分の一」ではないんです。
「地方消費税」は消費税の額に税率を乗ずることになっております。

（地方消費税の課税標準額の端数計算の特例）
第七十二条の八十二 　地方消費税については、(中略)消費税額を課税標準額とする。

「課税標準」とは、税額を計算する基礎でこれに税率を乗じて税金の額が計算されるものです。

少しややこしくなってきました。
要は消費税４%の２５％ですから、１％ということです。

というわけで、消費税と地方消費税を合わせて５％ということになります。

ご存じなかったですか？
いや知らなくても恥ずかしいことはございません。
息子に説明して、学校の先生に言わせたところ、ご存じなかったですから。